自立語とは? 品詞と文の成分から、その意味を理解する
自立語とは
自立語は、動詞・形容詞・形容動詞・名詞・代名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞です。
自立語の中身は、上記の9つの品詞であり、その意味です。
覚える際には、数を確認するようにしましょう。
自立語は、9つです。
※代名詞を名詞に含めて、自立語は8つとする考えもあります。
品詞の中身
では、文の成分(述語・主語・修飾語・接続語・独立語)を基点にして、そこから、自立語の中身、つまり品詞の意味を確認していきましょう。
単独で述語になる → 動詞・形容詞・形容動詞
動詞 → 動作、作用、存在を表す。
形容詞 → 性質、状態を表す。
形容動詞 → 性質、状態を表す。
動詞、形容詞、形容動詞を「用言」といいます。
用法 用言は「活用」する
用言には、「活用」があります。
「活用」とは、語形が変化することをいいます。
走る → 走ら・ない、走り・ます、走る、走れ・ば、走れ、走ろ・う
→「走ら」、「走り」、「走る」、「走れ」、「走ろ」が、動詞です
→動詞に付属している「ない」、「ます」、「う」は助動詞で、「ば」は助詞です。
(「活用」についてはこちら
助動詞「ない」 活用からの読解 助動詞「う」助詞「は」の見方 )
助動詞・助詞は付属語
助動詞・助詞は、付属語です。
この基本については、「文節」の理解です。
「文節」については、こちら → 文節とは? その意味を理解する 自立語と付属語と活用
文の成分の根幹
自立語は、意味の根幹となります。
自立語の中身を、しっかり理解しましょう。
自立語は、文の成分(主語・述語・修飾語・接続語・独立語)の意味の根幹となります。
主語になる → 名詞・代名詞
名詞 → 人、事物を表す。
代名詞 → 人、事物の代わりに用いる。
名詞、代名詞を「体言」といいます。
修飾語となる → 副詞・連体詞
副詞 → 主に、動詞、形容詞、形容動詞を修飾する。名詞を修飾する場合もあり、副詞を修飾する場合もある。
連体詞 → 体言(名詞、代名詞)だけを修飾する。
接続語となる → 接続詞
接続詞 → 主に、文と文とつなぐ。文節と文節、語と語をつなぐ場合もあり。
独立語となる → 感動詞
感動詞 → 感動、呼びかけ、応答などを表す。
付属語
自立語に付くのが付属語です。
書き手の判断を表す → 助動詞
語と語の関係性を示したり、書き手の思いを添える → 助詞
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