感嘆符・疑問符の書き方 句読点の意味と関係性
感嘆符、疑問符の後は、一マス空ける
句点(。)と同じように使えるものに感嘆符(!)と疑問符(?)があります。
感嘆符と疑問符を使った場合、その後は、一マス、空けるのが原則です。
例
びっくりした! 来ないと思ってた。
そう? 驚かせたかったのよ。
感嘆符は、感動や驚き、呼びかけ、応答等の言葉の箇所での使用に、疑問符は、疑問、問いかけ等の言葉の箇所での使用に、とそれぞれ限定されます。
使用に制限のないのが句点です。
文章全体を一つのものと見れば、それらをつくっているのは、段落であり、文です。
一つの段落をつくっているのは、いくつかの文です。文を、一つの意味あるもの、として示してくれているのが、句点(。)です。
読点の示す意味
文を細かく、ミクロ的に見れば、いくつかの意味でできています。
その小さな意味のまとまりを見せてくれているのが読点(、)です。
句点と読点による、マクロとミクロの意味
下の図は、一文を示しています。
図
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この一文は、五つのミクロ的な意味が合体して、一つのマクロ的な意味の文をつくっている、と見ることができます。
四つの読点、一つの句点が付されているからです。
ミクロ的な意味として存在するのが、文の成分、主語、述語、修飾語、接続語、独立語であるわけです。
一つの文章の形
文と文の関係性が、一つの文章になります。
長い文章となれば、ミクロ的な意味のまとまりの数がただ増えるだけではありません。マクロ、ミクロの関係性が生じてきます。
それが、一つの文章の形となります。
ミクロ、マクロの思考は、言葉の扱い方です。