主語と述語の関係から読解・思考する
主語と述語の関係
「~が」、「~は」が、主語の基本の型です。
述語は、ほとんど、文の終わりに記されます。
だから、読解する上では、まず、文末の述語を確認して、それと対応させる形で、主語を確認します。
述語と対応する言葉が主語
文末の述語を確認したら、述語と対応する言葉を確認しましょう。
それが、主語です。
例
今朝、リビングで、姉さんが、笑った。
文の終わり → 笑った = 述語
主語を確認します → 誰が「笑った」のか → 姉さんが = 主語
述語の主語の関係から、読解・思考へ
では、下の①~③の述語を確認してみましょう。
① 今朝、リビングで、姉さんが、笑った。
② 今朝、リビングで、姉さんが、笑っていた。
③ 今朝、リビングに、姉さんが、いた。
それぞれ述語は、
① 笑った
② 笑っていた
③ いた
それぞれ、意味が違いますね。
なぜでしょう。
①と②の述語の中心の意味は、「笑う」です。
③の述語の中心の意味は、「いる」です。
述語の意味が違うのは、述語をつくっている言葉の数が違うからです。
述語の意味が違うのは、述語をつくっている言葉が違うからです。
① 笑った → 笑っ+た
② 笑っていた → 笑っ+て+い+た
③ いた → い+た
意味の違いは、言葉の違いです。
言葉が意味を生みだします。
言葉の違いは、意味の違い
言葉の違いに気づけなければ、意味の違いに気づけません。
違いに気づくかどうか。
そこから、考えられるか。
どう違うのかとか、なぜ違うのかとか。
違いは、考える出発点とも、なります。