アメリ 美しい色使い 本を読むように見られる映画
このカテゴリーは、一切、ネタバレ無し!
あらすじも記しません。
映画は、予備知識なんてないほうが楽しめます。
本を読むように見られる映画
本を読むように見られる映画です。
静かに見られる、静かな気持ちで見られる。
「アメリ」は、そんな映画です。
つまりは、脚本がしっかりしている。
脚本・監督 ジャン・ピエール・ジュネ
脚本は、監督のジャン・ピエール・ジュネが書いています。
ブラックユーモアでも知られる彼ですが、「アメリ」でも、随所にそれがあります。
声をあげて笑っちゃいますよ。
僕は、映画館でも、家でも、笑いました。
ほんわか気分で、楽しめます。
パリ・モンマルトル
舞台の、パリ・モンマルトルもすばらしい景観です。
映画の、美しい色使いともなっています。
まるで、絵に描いたようです。
ヤン・ティルセンの音楽もいいです。
やわらかで、あたたかで、美しいです。
声、言葉も、音で、 どうしても、そこに意味が加わるから、ときどき厄介なことにもなるわけですけど、言葉のいらない美しい音って、音楽ってすばらしいです。
世界に通じるものですね。
やっぱり、音楽と絵は、すごい、と思います。
クレームブリュレ
それから、何といっても、この映画、クレームブリュレを日本で流行らせたことでも有名です。
甘いものが好きな方は、見たら、きっと食べたくなります。
(ところで、「クレームブリュレ」って、言いづらいですよね。
試しに、声にだして言ってみてください。
「クレームブリュレ」
実力派、オドレィ・トトゥ
オドレィ・トトゥは、この映画で、「アメリ」を演じ切りました。
「アメリ」は大ヒットし、「アメリ」といえば、オドレィ・トトゥで、オドレィ・トトゥといえば、「アメリ」の感がしたくらいです。
でも、彼女はそういうレベルの女優ではありませんでした。
様様な役を演じられる実力派でした。
「ロングエンゲージメント」、「ダ・ヴインチ・コード」、「ココ・アヴァン・シャネル」の中の彼女がそれを証明しています。
それぞれの映画の中の彼女は、アメリとは、まったくの別人です。
顔立ちまで、違います。
すごい女優です。
実力派、オドレィ・トトゥの「アメリ」、すてきな、美しい映画です。
やさしい気持ちになれます。