アイデンティティー 映画 世界とは、自分自身が作り出しているもの

世界とは自分自身が作り出しているもの

ミクロ、マクロ、重層的に、きちんと完成された映画です。

実にうまいです。

ミクロ、マクロの世界は、三千大千世界、マトリョーシカ、コスモロジーです。

世界は、自身よりも大きな世界に包まれ、また自身の中に、自身よりも小さな世界を包み持っている。

一つの意味を完成させれば、一つの世界が成り立ちます。

一つひとつのミクロの意味を完成させれれば、マクロの意味が完成していきます。

この映画、構成がいいんです!

 

タイトルもいいですね。

こういうタイトルのつけ方が、僕は好きです。

行間です。

文芸的です。

コンピュータプログラム的ではないということです。

ビジネス書の見出しにしても、ブログの書き方にしても、コンピュータプログラムに振り回される人間は、まさにコンピュータプログラムに生かされてしまう人間になります。

そこで、思考が磨かれることはありません。

人間は、自分で考える力を持たなければいけません。磨かなければいけません。考える力は、磨かなければ、ずっと眠ったままです。

(ちなみに、本のタイトルというのは、かなりの売れっ子作家は別として、多くの場合、出版社がタイトル会議をして、つけるものです。

僕の本も、すべて、出版社がつけました。)

とにもかくにも、「アイデンティティー」、タイトルだけでなく、中身も、抜群にいい映画です。