小林秀雄 全体、部分の視点を自在に操る
「大人の読む力」の、小林秀雄「批評」の最後の図
「大人の読む力」の、小林秀雄「批評」の最後の図を確認しながら、読んでください。
マクロ、ミクロの視点を自在に操りましょう。
小林秀雄の接続語の使い方
拙著「大人の読む力」、「全体、部分の視点を自在に操る」の本来あるべき内容です。
書き手である小林秀雄は、ここぞというところで、「従って」という接続語を使っています。
小林秀雄の接続語の使い方は、やっぱり、すばらしいんです。
以下、「大人の読む力」の、小林秀雄「批評」の最後の図を確認しながら、どうぞお読みください。
小林秀雄「批評」の最後の図の解説
二段落だけで見た場合、「従って」の一文は、結果の内容で、ポイントです。
しかし、二段落の先頭に「なぜなら」を補ったように、文章全体のポイントから見れば、二段落はその理由説明の段落です。
「従って」の一文も、理由説明の一部分ということになります。
ただ、「従って」の一文は、二段落内のポイントであるわけですから、文章全体のポイントに対して、最重要の理由の内容になります。
つまり、文章全体のポイントの理由を、まとめるなら、「従って」の一文が基点になるんです。
そうして、基点の前の内容も使えば、文章全体のポイントの理由は補完されるということです。
全体(マクロ)にしろ、部分(ミクロ)にしろ、まず、ポイントを基点として思考しましょう。
上記を読んだ上で、(「大人の読む力」)「ポイントと説明は表裏一体」のページへ、どうぞ。
内容紹介 大人の「読む力」(日本実業出版社)