主語の省略 述語が表している意味
述語が表す意味は、主語の意味
「大人の読む力」━━「雪国」の書き出しにおいての省略解説のページをご確認ください。
以下が本来のものです。
述語が、主語の役割をも担っている。
述語が表す意味は、主語の意味なのです。(これは、基本の内実です。中身です。)
主語・述語の基本型
何がどうする。
何がどんなだ。
何が何だ。
この三つが、主語と述語の基本の型です。
違いは、述語の言葉であり、述語の意味です。
述語だけを抜き出せば、以下になります。
どうする。 ━━ 動詞
どんなだ。 ━━ 形容詞・形容動詞
何だ。 ━━ 名詞+助動詞
述語の違いは、品詞の違いです。
しかしながら、三つのそれぞれの型で、共通しているものがあります。
主語です。主語の存在です。
述語は、主語の意味を表している
三つの型で、共通しているものは、主語の存在です。
「何が」どうする。
「何が」どんなだ。
「何が」何だ。
上記の、三つの主述の基本型から、
「どうする」は、「何が」の意味
「どんなだ」は、「何が」の意味
「何だ」は、「何が」の意味
であることがわかりますよね。
つまり、述語は、主語の意味であるわけです。
述語の表している意味は、主語の意味なんです。
主語が省略されていても、述語は記されています。
その際、述語は、記されてはいない主語の意味を表しているんです。