大人の「読む力」の理解

「読む力」とは、他者の言葉を客観的に理解する力

 読む力とは、目の前にある言葉、書き方から、内容を読み取る力のことです。

 この力がないと、内容理解ができない。

 自分勝手な想像、というものをしてしまう。

 新聞記事にしても、評論にしても、小説にしても、勝手な想像をしたり、勝手な意味の解釈をしたりすれば、目の前の文章はたちまち壊れてしまいます。

 内容理解に至るわけがありません。

 内容理解ができなければ、それを思考の糧にすることも、そこから本当の感動を得ることもできません。  

 論理的とは、言葉から言葉の連続性、意味から意味の連続性があるということです。

 自分勝手な想像の読み方や、なんとなくの読み方は、脳の中で、言葉から言葉の、意味から意味の、連続性をつくっていない、つくれていないのです。

 だから、独りよがりな解釈にも、なんとなくの解釈にもなってしまう。

 なんとなくの言葉の力は、なんとなくの思考の力にしかなりません。

 それでは、言葉巧みな他者に呑みこまれてしまう恐れだってあります。

 しかも、無意識に。

 気づかない、正当な判断、評価ができないのは、そこで客観的、論理的な思考が働かないからです。

 その力を持っていないからです。

 世界観とは、自分と同じ地球に生きている他者をどれだけ真摯(しんし)に数えられるか、慮(おもんばか)れるかということでもあります。

 客観的で論理的な、読む力、思考の力を身につけることができれば、間違いなく、世界観が広がります。

 多くの良書、他者の価値ある言葉を理解し、そこから深く思考できるようになるからです。