イングリッシュ・ペイシェント 二人だけの愛
このカテゴリーは、一切、ネタバレ無し!
あらすじも記していません。
本当の愛と悲しみを知ることが、生きるということ
人間の描き方、かなり深いです。
重い映画です。
ヘビー級です。
本当の愛、生と死、それが描かれているからです。
愛、生、死、それは人生そのものです。
この映画、本当の愛を知らなければ、小さな世界観しか持っていなければ、反感を持つだけかもしれません。
ただ、鼻で笑うだけかも……。
「イングリッシュ・ペイシェント」、愛の究極を描いています。
悲しみの究極を描いています。
愛と悲しみの究極は、人生の究極です。
そこに、あるのは死です。
人生のすべては、愛であり、悲しみなのでしょう。
出会いには、必ず、別れがあります。
生き別れるか、死に別れるかのどちらか。
本当の愛を知ることは、タブーなのかもしれません。
生活というものからも離れてしまう恐れがあるから。
そうなると、政治も、経済も、慌てるしかありません。自分のために働いたり、戦ったりする人間がいなくなってしまうので。
愛からしたら、現実の政治・経済はくだらぬものでしかなくなります。
自然の美しさは、人間の手が入っていない美しさです。
それは、人間の生活のない美しさです。
生活は、愛を遠ざける要因を含み持っています。
食う、稼ぐという欲です。
幸せのための手段は、いつしか目的化となります。
愛は、いつしか冷め、情となる。
あるいは、言い訳や妥協や嘘になる。
二人の愛は、二人だけの世界です。
そこにあるのは、愛だけ。
求め、求められる純粋な愛。
二人だけの世界は、二人の愛を、二人の絆をより一層強くします。
世間は敵になるんですね。
二人だけの愛は、二人だけのものです。
本当の愛には、いつだって、究極の悲しみがついてまわります。
別れ。
死。
涙……。
しかしながら、生きていくことは、知ることなんですよね。
本当の愛を知ることは、生きることの究極なんでしょう。
それを知ることができたら、何よりも幸せなことですね。
この世に生まれ、本当の愛を知ることができる人ばかりはいません。
本当に愛する人と出会えた人生は、幸せですね。
そういう愛を知った人生ならば、どん底の悲しみがあっても、幸せといえるんでしょう。
いや、そもそも、他人がとやかく言うようなことではありませんね。
愛は、二人のためにあります。
「イングリッシュ・ペイシェント」、胸が熱くなる映画です。
ヘビー級です。
最高の映画です。

