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熟語の構成 一覧(あいうえお順) 組み立てから分類

#例,#国語辞典,#基本,#漢字,#解説

解説 同じ意味の熟語は、組み立て(構成)も同じ

基本的に、同じ意味の二字熟語は、漢字の組み立て(構成)も同じです。

応用していきましょう。

 

「本店」と「本舗」は同じ意味の熟語です 

  本店  本舗  修飾・被修飾の組み立て

「区分」と「区別」は同じ意味の熟語です

 区分  区別  前後が同じ意味の組み立て

基本はこちら 二字熟語の構成 三字熟語・四字熟語の構成 熟語の成り立ちの基本

見分け方はこちら 熟語の構成の解き方 漢字の組み立ては、簡単に捉えられる 見分け方 

四字熟語の例はこちら 四字熟語 一覧 意味 あいうえお順  

熟語の構成(組み立て)の例は、「あいうえお順」になっています。

熟語の意味については、わかりにくいと思われるもののみ付しています。

熟語の例 「あいうえお順」

前から後の組み立て(上から下の組み立て)

〇→〇

①「修飾・被修飾の組み立て」の例

青空(あおぞら) 青い空

握力(あくりょく)  握(にぎ)る力

逸品(いっぴん)  逸な品 → すぐれた品  逸品=絶品  ※この「逸」と「絶」は、「すぐれている」という意。 

逸話(いつわ) 逸な話 → 世に知られていない話 ※この「逸」は、「世に知られない」意。

稲穂(いなほ) 稲の穂

王座(おうざ) 王の座

会員(かいいん) 会の員 → 会の構成員

会議(かいぎ) 会(かい)し議(ぎ)する

海溝(かいこう)  海(うみ)の溝(こう) → うみのみぞ

改造(かいぞう) 改(あらた)めて造(つく)る

海底(かいてい) 海の底

怪盗(かいとう)  怪しい盗(賊) → 神出鬼没で正体をつかませない盗(賊)

確認(かくにん) 確(たし)かにそうだと認(みと)める

家畜(かちく) 家の畜 → 人間に飼養(しよう)される鳥獣

歌碑(かひ) 歌の碑 → 和歌を刻みつけた碑 ※「碑」とは、後世に伝えるために、石に文を刻んで建てたもの。

株価(かぶか) 株の価 → 株(式)の(市場での)価(格)

完成(かんせい) 完に成る/成す → 完(全)に成る/成す → 完全に仕上がる/仕上げる → 足りないところなく仕上がる/仕上げる 

逆接(ぎゃくせつ) 逆に接続する → ぎゃくにつなぐ

急流(きゅうりゅう) 急な流れ

強風(きょうふう) 強い風

玉座(ぎょくざ)  天使の御座所

曲線(きょくせん)  曲がった線

謹呈(きんてい)  謹(つつし)んで呈(てい)する → 謹んでさしあげる

激突(げきとつ)  激しく突きあたる

検索(けんさく) 検し索(もと)める → 調べさがす

顕在(けんざい) 顕(あきら)かに在(あ)る → あらわれて在(あ)る

顕示(けんじ) 顕(あきら)かに示(しめ)す → はっきり示す

現象(げんしょう) 現れている像(象) → 現れている事実 

※現像(げんぞう)は「(潜)像を現す」 → 潜像を可視像に変える → 見えない像を見える像にする →「後から前に『を』で返る構成」

現代(げんだい)  現(在)の(時)代

検定(けんてい) 検し定める

講演(こうえん) 講(義)の演(説)/ 講じ演(の)べる

後悔(こうかい) 後になって悔いる/後(のち)の悔い

黒板(こくばん) 黒い板

極寒(ごっかん) 極めて寒い

最強(さいきょう) 最も強い

再現(さいげん) 再び現れる/再び現す

最高(さいこう) 最も高い

菜食(さいしょく) 菜の食 → 菜(=食用の草)を食う

再生(さいせい) 再び生まれる/再び作られる/再び(もとのまま)出す  → 生きかえる/生まれかわる/同質のものを(作り)出す/思い出す 

財閥(ざいばつ) 財の閥 → 巨大な経済財を持った一団、一族、一門。 

史跡(しせき) 史の跡 → 時勢の変遷・発達の過程の記録にゆかりのある場所や施設の跡

自宅(じたく) 自の宅 → おのれの家・自分の家 

疾走(しっそう)  はや(速)く走る

実例(じつれい)  実(際)の例

支店(してん) 支の店 → えだ(支)の店

熟読(じゅくどく) 熟の読 → (文章の細かな意味までよく考えて)じっくりと読む = 精読  ※この「熟」は、「十分にする」意。

順延(じゅんえん) 順に(期日を)延ばす 

順接(じゅんせつ) 順に接続する → じゅんにつなぐ

浄財(じょうざい) 浄の財 → けがれのない金銭・清らかな金銭 → 寺院、慈善事業などに寄付する金銭

盛者(じょうしゃ) (勢いの)盛(さか)んな者

肖像(しょうぞう) (もとの像を)かたどった像 → (もとのものを)かたどったもの → (もとの像に)にせた像 → (もとのものに)にせたもの (→ 似すがた)  

植食(しょくしょく)=草食(そうしょく) 植(=草)の食 → 植(=草)を食う 

支流(しりゅう) 支の流れ → えだ(支)の流れ

深海(しんかい) (水深の)深い海

新芽(しんめ) 新しい芽 → 新しく萌(もえ)え出た芽

推量(すいりょう) 推(お)し量(はか)る

晴天(せいてん) 晴れわたった天(そら)

精読(せいどく) 精の読 → 細かい部分までよく注意して読む = 熟読  ※この「精」は、「こまかい」意。

制服(せいふく) 制の服 → 定められた服装

絶品(ぜっぴん) 絶な品 → すぐれた品  絶品=逸品  ※この「絶」と「逸」は、「すぐれている」という意。

潜在(せんざい) 潜(ひそ)み在(あ)る → ひそみかくれている

先導(せんどう) 先に(立って)導く

先発(せんぱつ) 先に発(た)つ → 先に出発・出立・出場する 

騒音(そうおん) 騒がしい音

草食(そうしょく) 草の食 → 草を食う

即答(そくとう) 即、答える → すぐに答える

速報(そくほう) 速く報(しら)せる・速(すみ)やかな報(知)

祖国(そこく) 祖の国 

諦観(たいかん) 諦に観る → 明らかに真理を観察する

※「諦観(たいかん)」は仏教語 → 「諦観(ていかん)」 いずれも「修飾・被修飾の組み立て」

淡彩(たんさい) 淡い彩(いろど)り → あっさりと色どる ※この「彩」=色取り

珍獣(ちんじゅう) 珍しい獣(けもの)

痛恨(つうこん) ひどくうらむ、残念がる ※この「痛」は、「はなはだしい」の意。 

諦観(ていかん) 諦に観る → 入念に見る = 諦視

              → あきらめた見方 

※諦観の「諦」は、あきらかにする意とあきらめる意とあり。 

諦視(ていし) 諦に観る → じっと見る = 諦観

諦念(ていねん) 諦の念 → 道理をさとる心・あきらめの気持ち

手製(てせい) 手ずから製する・手ずから製したもの

伝聞(でんぶん) 伝え聞く

導入(どうにゅう) 導き入れる

内訌(ないこう) うちのみだれ → 内部の乱れ → うちわもめ = 内乱

内紛(ないふん) うちのみだれ → 内部のごたごた → うちわもめ = 内訌

内乱(ないらん) うちのみだれ → 国内の騒乱

肉食(にくしょく) 肉の食 → 肉を食う

捻出(ねんしゅつ) 捻り出す → ひねりだす

濃彩(のうさい) 濃(こ)い彩(いろど)り → 濃く色取る  ※この「彩」=色取り

配達(はいたつ) 配り達する → くばりとどける

麦芽(ばくが) 麦の芽 → (大)麦を発芽させたもの

美人(びじん) 美しい人

必勝(ひっしょう) 必ず勝つ

必須(ひっす【ひっしゅ】) 必ず須(もち)いるべき。必ずなくてはならない。

必衰(ひっすい) 必ず衰(おとろ)える

悲恋(ひれん)  悲しい恋。悲劇に終わる恋。

藤棚(ふじだな)  藤の棚

褒章(ほうしょう)  褒(賞)の(記)章 → ほめたたえるしるし

墨汁(ぼくじゅう)  墨の汁

本店(ほんてん) 本(拠【きょ】)の店

本舗(ほんぽ) 本(拠)の舗(みせ)

満悦(まんえつ) 満ち(足り)悦(よろこ)ぶ → 満足し悦ぶ

模造(もぞう) 模(も)して造る → 似せて造る

洋画(ようが) 洋の画  ※この「洋」は西洋の略

予告(よこく) 予(あらかじ)め告(つ)げる → まえもって、つげしらせる

予備(よび)  予(あらかじ)め備(そな)える 

解説 

注意

修飾の「の」とは、「名詞」+「の」+「名詞」

修飾の「の」とは、「名詞」と「名詞」をつなぐ「の」です。

顔色 → 「顔」の「色」→「名詞」+「の」+「名詞」→ 修飾・被修飾の組み立て 

(「名詞」+「の」+「名詞」の、「の」は、連体修飾格の格助詞です。この「の」は、修飾・被修飾の関係をつくります。)

注意

連体修飾 連用修飾 

「修飾・被修飾の組み立て」には、名詞を修飾する「連体修飾」を含みますし、動詞・形容詞を修飾する「連用修飾」も含みます。

黒板 → 黒い板 → 「板」という名詞を修飾 → 連体修飾

肉食 → 肉の食 → 「食」という名詞を修飾 → 連体修飾 

   → 肉を食う → 「食う」という動詞を修飾 → 連用修飾  

最強 → 最も強い → 「強い」という形容詞を修飾 → 連用修飾

国語辞典の意味から熟語の組み立てを考えると間違える場合が多多ありますから、注意しましょう。

漢字一字で意味を捉えるのが基本です。

※「~を」「~で」といった「目的語」「補語」は、「修飾語」として扱います。

「目的語」「補語」の説明については、こちらをどうぞ

 熟語の構成の解き方 漢字の組み立ては、簡単に捉えられる 見分け方 

 是以 以是 而 漢文・古文を読めるように 

 英語は英語で考える、日本語は日本語で考える

②「主語・述語の組み立て」の例

気絶(きぜつ)  気絶(た)える

区立(くりつ)  区立てる

鶏鳴(けいめい)  鶏(にわとり)鳴く

公営(こうえい)  公(おおやけ)営(いとな)む

公立(こうりつ)  公立てる

国営(こくえい)  国営(いとな)む

国立(こくりつ)  国立てる

私営(しえい)  私営む

市営(しえい)  市営(いとな)む

地震(じしん)  地(ち)震(ふる)える

私有(しゆう)  私(所)有(ゆう)する → 私が持つ

私立(しりつ/わたしくしりつ)  私立てる

市立(しりつ/いちりつ)  市立てる

人為(じんい)  人為(な)す

人工(じんこう)  人工(つくる)  

人造(じんぞう)  人造る  

村立(そんりつ)  村立てる

町立(ちょうりつ)  町立てる

日没(にちぼつ)  日没する

日照(にっしょう)  日照(て)らす

民営(みんえい)  民(間【かん】)営む

雷鳴(らいめい)  雷(かみなり)鳴(な)る

解説

注意

主語とは、主体を表すということ

主語と述語の組み立ての、主語とは、主体を表す、ということです。

熟語の組み立ての場合の主体とは、動作主(どうさぬし)のことです。

 「人造」

「造る」という動作の主(ぬし)は、「人」です。

「人造」は、「人造る」なのか、それとも、「人造る」なのか。迷う人が、おそらく、いることでしょう。

 この「の」は、主体を表す「の」です。(主格の格助詞です。この「の」は、主語・述語の関係をつくります。)

「人造る」と「人造る」は同じ意味です。

つまり、 この「」と「」は同じ意味なんです。

つくる →「主体を示す「主体を示す「」に置きかえ可能の「

→  「彼女書いた本」「彼女書いた本」

解説

注意 

主格の「の」と、連体修飾格の「の」を混同しないように!

主格の「の」(=主語・述語の関係をつくる「の」)=「が」におきかえられて、述語の動作主になる「の」)と、連体修飾格の「の」(=「名詞」+「の」+「名詞」)を混同しないように!

支流 → 「支」の「流」れ

   → 「支」が「流す」のではありません

   → 「支流」は「名詞」+「の」+「名詞」

   → この「の」は、連体修飾格の「の」

   → 「支流」は、「修飾・被修飾の組み立て」 

後から前の組み立て(下から上の組み立て)

〇 ← 〇 

③「後から前に『に』で返る」例

違法(いほう)  法違(たが)う 

帰宅(きたく)  宅帰る → 自宅・すまい帰る

下野(げや)  野下(くだ)る → 民間下る、野党なる 

向上(こうじょう)  上向かう

座礁(ざしょう) 暗礁乗り上げる →(暗)礁座する ※「礁」は隠れて見えない岩=暗礁

座洲・座州・坐洲(ざす) 浅瀬乗り上げる → 洲座する

至福(しふく) 福至(いた)る

就職(しゅうしょく) 職就(つ)く

殉職(じゅんしょく) 職殉ずる

乗車(じょうしゃ) 車乗る

耐熱(たいねつ)  熱耐える

着岸(ちゃくがん) 岸着く

着座(ちゃくざ) 座着く

着席(ちゃくせき) 席着く

着任(ちゃくにん) 任着く → 任地着く、任務つ(就)く

着陸(ちゃくりく) 陸着く

登山(とざん) 山登る

赴任(ふにん)  任地赴(おもむ)く

④「後から前に『を』で返る」例

握手(あくしゅ) 手握る

育児(いくじ) 児(こ)育(そだ)てる

延期(えんき)  期延(の)ばす → 期おくらす  

開会(かいかい) 会開(ひら)く → 会はじめる 

懐古(かいこ)  古懐(なつか)かしむ → 昔のこと懐かしむ

開店(かいてん) 店開(ひら)く → 店はじめる

開戦(かいせん) 戦開(ひら)く → 戦争はじめる

改装(かいそう) 装改める → よそおい改める・装備改める

開封(かいふう) (手紙の)封開く

喫茶(きっさ) 茶喫(きっ)する → 茶飲む

仰天(ぎょうてん) (驚いて)天仰ぐ

挙手(きょしゅ)  手挙(あ)げる → 手もちあげる

挙兵(きょへい)  兵挙げる → 兵(を集め戦い)おこす

迎春(げいしゅん) 新春迎える

献血(けんけつ) 血献ずる

献花(けんか) 花献ずる

兼業(けんぎょう)  業(務)兼(か)ねる

現像(げんぞう)(潜)像現す → 潜像現す → 潜像見えるようにする → 潜像可視像に変える → 見えない像見える像にする  

※現象(げんしょう)は、「現れている像(象)」→ 現れている事実 →「修飾・被修飾の構成」

懸命(けんめい)  命懸(か)ける

作文(さくぶん) 文作る

撮影(さつえい) 写真・映画撮(と)る  ※写真や映画にうつし出されたすがた=「影」

失業(しつぎょう)  (生)業失う 

失敬(しっけい)  (人に対して)敬失う = 礼失う = 失礼

失速(しっそく) 速さ失う → 速度失う

失礼(しつれい) 礼失う = 失敬

遮光(しゃこう) 光遮(さえぎ)る

修業(しゅうぎょう)  業修める

習字(しゅうじ) 字習(なら)う

消火(しょうか) 火消す

叙景(じょけい)  (風)景叙(じょ)する  →  風景かきあらわす

抒情・叙情(じょじょう)  (感)情叙する  → 感情述べ表す(かきあらわす)

惜別(せきべつ)  別(わか)れ惜(お)しむ

施肥(せひ) 肥(料)施(ほどこ)す

争覇(そうは)  覇権争う

造幣(ぞうへい)  幣造(つく)る → (貨)幣(鋳)造(ちゅうぞう)する

卒業(そつぎょう)  業おえる ※この「業」は、学問、技芸の意。この「卒」は、おえる、おわるの意。

退廷(たいてい)  廷退く → 朝廷・法廷退く → 朝廷・法廷から退出する

断念(だんねん)  念断つ → おもいたつ

着色(ちゃくしょく)  色着ける → 色つける

着眼(ちゃくがん)  眼着ける

着目(ちゃくもく)  目着ける 

駐車(ちゅうしゃ)  車とどめる

注目(ちゅうもく)  目注(そそ)ぐ 

点火(てんか) 火点(つ)ける

読書(どくしょ) 書読む

匿名(とくめい)  名匿(かく)す

抜糸(ばっし)  (縫合【ほうごう】)糸抜く

抜歯(ばっし)  歯抜く

閉会(へいかい) 会閉(と)じる → 会終える

閉店(へいてん) 店閉(し)める

忘恩(ぼうおん)  恩忘れる

保健(ほけん)  健康保つ

翻意(ほんい)  意翻(ひるがえ)す

離陸(りりく)  陸離れる  

こちらもどうぞ → 熟語の構成の考え方 「修飾・被修飾」と「下から上に返る」組み立て 

⑤「前後が同じような意味の組み立て」の例

〇=〇

愛好(あいこう) 愛 = 好  このむ = このむ

暗黒(あんこく) 暗 = 黒

安穏(あんのん) 安 = 穏  やすらか = おだやか

意味(いみ) 意 = 味 → 内容 = 内容

陰影(いんえい) 陰 = 影

隠蔽(いんぺい) 隠 = 蔽  かくす = かくす

運行(うんこう) 運 = 行

運動(うんどう) 運 = 動

永遠(えいえん) 永 = 遠   永遠 = 永久 = 久遠(くおん)

永久(えいきゅう)  永 = 久

鋭敏(えいびん) 鋭 = 敏

恩恵(おんけい)  恩 = 恵  めぐみ = めぐみ

温暖(おんだん)  温 = 暖   あたたかい = あたたかい

絵画(かいが)  絵 = 画

会合(かいごう)  会う = 合う   あう = あう

過誤(かご)  過 = 誤   あやまち = あやまち

過失(かしつ)  過 = 失  あやまち = あやまち

寡少(かしょう)  寡 = 少  すくない = すくない

奸悪(姦悪)(かんあく) 奸(姦) = 悪   よこしま(奸=姦) = 悪

感覚(かんかく) 感 = 覚  かんずる = かんずる

歓喜(かんき) 歓 = 喜

岩石(がんせき) 岩(=石の大きいもの) = 石  

完全(かんぜん)  完 = 全   足りないところがない = 欠けたところがない

願望(がんぼう) 願う = 望む

寒冷(かんれい) 寒 = 冷

祈願(きがん) 祈る = 願う

技術(ぎじゅつ)  技 = 術   わざ = わざ

犠牲(ぎせい)  犠 = 牲   いけにえ = いけにえ

基礎(きそ) 基 = 礎  

毀損(きそん) 毀 = 損   こわす = こわす

享受(きょうじゅ) 享 = 受   うける = うける

起立(きりつ) 起 = 立   たつ = たつ

空虚(くうきょ)  空 = 虚   から = から 

久遠(くおん) 久 = 遠 

愚痴(ぐち) 愚 = 痴  おろか = おろか

区分(くぶん) 区 = 分  わける = わける

区別(くべつ) 区 = 別  わける = わける

軽蔑(けいべつ) 軽 = 蔑   かろんずる = さげすむ

嫌悪(けんお) 嫌(きら)う = 悪(にく)む

健康(けんこう) 健 = 康  すこやか = すこやか

献上(けんじょう) 献じる = 上げる  

幸運(こううん) 幸 = 運    

光輝(こうき)  光 = 輝

幸福(こうふく) 幸 = 福

光明(こうみょう・こうめい)  光 = 明

災禍(さいか) 災 = 禍   わざわい = わざわい

採取(さいしゅ) 採 = 取   とる = とる

削除(さくじょ) 削 = 除   けずる = のぞく

山岳(さんがく)  山 = 岳

自己(じこ)  自 = 己   おのれ = おのれ

指示(しじ)  指(さ)す = 示(しめ)す

疾患(しっかん) 疾 = 患  やまい = やまい = わずらい = 病 

疾病(しっぺい) 疾 = 病  やまい = やまい = 病

児童(じどう)  児 = 童  こども = こども

邪悪(じゃあく)  邪 = 悪   よこしま(邪)=悪い

煮沸(しゃふつ)  煮 = 沸   にる = にえたぎる 

赦免(しゃめん)  赦 = 免   ゆるす = ゆるす

醜悪(しゅうあく)  醜 = 悪   みにくい = みにくい

周囲(しゅうい)  周 = 囲  まわり = まわり

秀逸(しゅういつ)  秀 = 逸   すぐれている = すぐれている

修繕(しゅうぜん) 修 = 繕  なおす = つくろう

柔軟(じゅうなん)  柔 = 軟  やわらかい = やわらかい

周辺(しゅうへん)  周 = 辺  まわり = あたり

充満(じゅうまん)  充 = 満  みちる = みちる

出征(しゅっせい)  出 = 征  でる/のぞむ = ゆく

出発(しゅっぱつ)  出 = 発

種類(しゅるい)  種 = 類   なかま = なかま

詳細(しょうさい)  詳 = 細   くわしい = くわしい 

上昇(じょうしょう)  上 = 昇   あがる = のぼる

叙述(じょじゅつ)  叙 = 述   叙する = 述べる

身体(しんたい) 身 = 体

衰退(すいたい) 衰 = 退   おとろえる = おとろえる

枢要(すうよう) 枢 = 要   かなめ = かなめ

静止(せいし)  静 = 止

旋回(せんかい)  旋 = 回   まわる = まわる

憎悪(ぞうお)  憎(にく)む = 悪(にく)む

遭遇(そうぐう)  遭(あ)う = 遇(あ)う 

創造(そうぞう)  創る = 造る

尊敬(そんけい)  尊(そん)す = 敬(けい)す

尊重(そんちょう) 尊 = 重  たっとぶ = おもんずる

退屈(たいくつ) 嫌気がさす・暇で倦(う)みあく・圧倒される・へこたれる 

        → 退 = 屈 → 衰える・消極的になる・へりくだる・くじける 

堕落(だらく)  堕 = 落  おちる = おちる 

弾劾(だんがい)  弾 = 劾   罪、不正をせめる = 罪状を取り調べる・さばく

誕生(たんじょう) 誕 = 生 → うむ = うむ → うまれる = うまれる

調整(ちょうせい) 調(ととの)える = 整(ととの)える

展望(てんぼう) 展 = 望  ひろく見る = 遠くを見わたす

到着(とうちゃく)  到る = 着く

道路(どうろ)  道 = 路

特別(とくべつ)  特 = 別  とりわけ = とりわけ 

※とりわけて = 特別に = 特に = 別(べっ)して 

忍耐(にんたい)  忍 = 耐 

年齢(ねんれい)  年 = 齢

媒介(ばいかい)  媒 = 介  なかだち = なかだち 

排斥(はいせき)  排 = 斥  おしのける・しりぞける = おしのける・しりぞける

繁栄(はんえい)  繫 = 栄  繫=盛(さか)んなこと = 栄(さか)えること

繁盛(はんじょう)  繫 = 盛

比較(ひかく)  比 = 較  くらべる = くらべる

皮膚(ひふ)  皮 = 膚

侮蔑(ぶべつ)  侮(あなど)る = 蔑(さげす)む

舞踊(ぶよう)  舞 = 踊

平穏(へいおん)  平 = 穏   おだやか = おだやか

平凡(へいぼん)  平 = 凡   ふつう = ふつう 

変化(へんか)  変 = 化  かわる = かわる

放逐(ほうちく)  放 = 逐  おいはらう = おいはらう 

報酬(ほうしゅう)  報 = 酬  むくいる = むくいる

豊富(ほうふ)  豊 = 富

迷惑(めいわく)  迷 = 惑   まよう = まどう

融解(ゆうかい) 融 = 解   とける = とける  

※融解=溶解=溶融=熔融(液体にとける意、固体がとける意、金属がとける意等の違いがあります)

溶解(ようかい) 溶 = 解   とける = とける

熔解(ようかい) 熔 = 解

溶融・熔融(ようゆう)  溶 = 熔 = 融    とける = とける = とける 

抑制(よくせい)  抑 = 制  おさえる = おさえる

⑥「前後が反対の意味の組み立て」の例

〇←→〇

愛憎(あいぞう) 愛 ←→ 憎

朝夕(あさゆう) 朝 ←→ 夕   朝夕=旦夕(たんせき)

否応(いやおう)  否 ←→ 応  不承知と承知。

有無(うむ)  有 ←→ 無  あることとないこと。無有。

往還(おうかん) 往 ←→ 還  ゆき(いき) ←→ かえり 

往復(おうふく) 往 ←→ 復  ゆき(いき) ←→ かえり

雅俗(がぞく) 雅 ←→ 俗  風雅 ←→ 卑俗  みやびた ←→ ひなびた

禍福(かふく) 禍 ←→ 福  わざわい ←→ しあわせ

寒暖(かんだん) 寒 ←→ 暖

吉凶(きっきょう) 吉 ←→ 凶 

起伏(きふく)  起 ←→ 伏

強弱(きょうじゃく) 強 ←→ 弱 

玉石(ぎょくせき) 玉 ←→ 石  すぐれたもの ←→ つまらないもの

慶弔(けいちょう) 慶 ←→ 弔

軽重(けいちょう) 軽 ←→ 重

好悪(こうお) 好 ←→ 悪   好(この)む ←→ にくむ   すき ←→ きらい 

功過(こうか) 功 ←→ 過  てがら ←→ あやまち  功績 ←→ 過失

功罪(こうざい) 功 ←→ 罪  てがら ←→ つみ

攻守(こうしゅ)  攻 ←→ 守  攻(せ)める ←→ 守る

高低(こうてい)  高 ←→ 低

硬軟(こうなん)  硬 ←→ 軟   硬(かた)い ←→ 軟(やわ)らかい

黒白(こくびゃく) 黒 ←→ 白

師弟(してい)  師 ←→ 弟   師(匠) ←→ 弟子  

主従(しゅじゅう)  主 ←→ 従  

出没(しゅつぼつ)  出 ←→ 没  出る(現れる) ←→ 隠(かく)れる 

勝敗(しょうはい) 勝 ←→ 敗

進退(しんたい) 進 ←→ 退

縦横(じゅうおう)  縦 ←→ 横

出納(すいとう) 出 ←→ 納  出すこと ←→ 入れること

正邪(せいじゃ) 正 ←→ 邪  正しいこと ←→ よこしま(邪)なこと

是非(ぜひ) 是 ←→ 非 

善悪(ぜんあく) 善 ←→ 悪

前後(ぜんご) 前 ←→ 後

増減(ぞうげん)  増 ←→ 減

尊卑(そんぴ)  尊 ←→ 卑   たっとい ←→ いやしい 

多寡(たか)  多 ←→ 寡   おおい ←→ すくない

多少(たしょう)  多 ←→ 少

旦夕(たんせき)  旦 ←→ 夕  あさ ←→ ゆう  ※「旦」は、あさ・あけがたの意。 旦夕=朝夕

着脱(ちゃくだつ)  着 ←→ 脱  (身に)つける ←→ ぬぐ

添削(てんさく)  添 ←→ 削  そえる、つけ加える ←→ けずる、へらす

天地(てんち)  天 ←→ 地 

点滅(てんめつ)  点 ←→ 滅  (灯火が)つく ←→ 消える

動静(どうせい)  動 ←→ 静

内外(ないがい)  内 ←→ 外

濃淡(のうたん)  濃 ←→ 淡

美醜(びしゅう)  美 ←→ 醜   うつくしい ←→ みにくい

夫婦(ふうふ)  夫 ←→ 婦   おっと ←→ つま

無有(むう)  無 ←→ 有   ないこと ←→ あること。

明滅(めいめつ) 明 ←→ 滅  明るくなる ←→ くらくなる

問答(もんどう)  問 ←→ 答  

⑦「的・性・然・化の組み立て」の例

~的

外的(がいてき)

劇的(げきてき)

公的(こうてき)

私的(してき)

質的(しつてき)

全的(ぜんてき) 全部そうであるさま

知的(ちてき)

内的(ないてき)

病的(びょうてき)

美的(びてき)

法的(ほうてき)  法律的

量的(りょうてき)

~性

悪性(あくせい)

酸性(さんせい)

従性(じゅうせい)

獣性(じゅうせい)

人性(じんせい) 人のうまれつきの性。人の性質。

水性(すいせい)

属性(ぞくせい)

耐性(たいせい)

知性(ちせい)

毒性(どくせい)

軟性(なんせい)

妊性(にんせい)  動物において雌雄による生殖が可能であること。

粘性(ねんせい)

稔性(ねんせい)  生物が有性生殖可能であること。

野性(やせい) 

有性(ゆうせい)  雌雄の区別があること。

油性(ゆせい)

理性(りせい)

良性(りょうせい)

両性(りょうせい)

~然

偶然(ぐうぜん)

決然(けつぜん)

公然(こうぜん)

忽然(こつぜん)  たちまち。突然。

雑然(ざつぜん)  まとまりのないさま。

自然(しぜん)

整然(せいぜん)  正しくととのったさま。

担然(たんぜん)  平らなさま。

淡然(たんぜん)  あっさりとしたさま。きっぱりとしさま。

湛然(たんぜん)  水などを十分にたたえたさま。静かで動かないさま。

赧然(たんぜん)  恥じて赤面するさま。

端然(たんぜん)  正しくととのったさま。きちんとしたさま。

断然(だんぜん)

恬然(てんぜん)  やすらかなさま。平気なさま。

突然(とつぜん)

本然(ほんぜん)  うまれつき。ほんねん。天然。

歴然(れきぜん)

~化

悪化(あっか)

液化(えきか)

気化(きか)

帰化(きか)

硬化(こうか)

消化(しょうか)

硝化(しょうか)

神化(しんか)

深化(しんか)

進化(しんか)

退化(たいか)

軟化(なんか)

美化(びか)

老化(ろうか)

緑化(りょっか) 

⑧「不・無・非・未」の組み立ての例

不~

不安(ふあん)

不易(ふえき)  変わらないこと。不変。

不穏(ふおん)  おだやかでない。

不快(ふかい)

不急(ふきゅう)  急を要しない。さしあたって用のない。

不屈(ふくつ)  屈しないこと。

不順(ふじゅん)  道理に従わない。すなおでない。順調でない。

不純(ふじゅん)  純真、純粋でない。

不定(ふじょう)  不確かなこと。思いがけないこと。

不正(ふせい)  ただしくない。正義でない。

不整(ふせい)  そろわない。ととなわない。不斉。

不斉(ふせい)  

不足(ふそく)

不調(ふちょう【ふじょう】)  ととなわない。調子が悪い。

不備(ふび)

不変(ふへん)

不偏(ふへん)  偏(かたよ)らないこと。

不満(ふまん)

不要(ふよう)  いらない。用のない。役に立たない。しないでよい。無用。

不利(ふり)  利益のない。条件、立場がよくない。

不惑(ふわく) 惑(まど)わないこと。(年齢四十歳。)

無~

無為(むい)  作為のないこと。何もしないでぶらぶらしていること。

無意(むい)  故意でないこと。意思を持たないこと。

無上(むじょう)  このうえもないこと。最もすぐれたこと。最上。

無常(むじょう)  人生のはかないこと。人の死去。

無情(むじょう)  情愛のないこと。心のないこと。

無味(むみ)  味わいのないこと。面白みのないこと。

無明(むみょう)  真理に暗いこと。

無名(むめい)   無名(むめい) = 無名(むみょう)

無用(むよう)  役に立たない。必要でない。無要。してはならない。用事がない。

無要(むよう)  無用と同じ意味。無用 = 無要

無禄(むろく)  禄(給与)のないこと。知行(ちぎょう)のないこと。

無理(むり)  道理のないこと。強(し)いておこなうこと。するのが困難なこと。

無料(むりょう)

無量(むりょう) 量のはかりしれないほど多いこと。

無力(むりょく)  無力(むりょく) = 無力(むりき) 

非~

非愛(ひあい)  無愛想。無遠慮。あやういこと。

非有(ひう)  有(う)でないこと。存在しないこと。非存在。

非家(ひか)  門外漢。しろうと。

非器(ひき)  その器(うつわ)でないこと。その事をなす力量のないこと。

非常(ひじょう)

非勢(ひせい)  形勢がよくないこと。不利。

非番(ひばん)  当番でない。宿直でない。

非法(ひほう)  法にはずれること。非違(ひい)。

非命(ひめい)  天命でないこと。(意外な災難で死ぬこと。横死【おうし】)。

非役(ひやく)  勤めがなくていること。役をやめさせられること。

非力(ひりき)  体力、能力がない。(自分の力量の謙譲語。)

未~

未開(みかい)

未完(みかん) まだ完成していない。

未刊(みかん) まだ刊行されていない。

未見(みけん)

未婚(みこん)

未済(みさい)  まだ済んでいない。まだ納め終わらない。未納。

未熟(みじゅく)

未生(みしょう)  まだ生れない。まだ生じない。

未詳(みしょう)  まだ詳(つまび)らかでない。まだ明らかでない。

未進(みしん)  年貢などをまだ納めていない。

未成(みせい)  まだできあがらない。

未遂(みすい)  まだなし遂(と)げない。

未知(みち)

未定(みてい)  まだ決まっていない。

未到(みとう)  まだ到達しない。

未踏(みとう)  まだ足を踏み入れていない。

未納(みのう)

未知(みち)

未発(みはつ)  未(いま)だおこらない。まだ発表されていない。

未聞(みもん)  まだ聞いたことのない。

未来(みらい)

未了(みりょう) 未だおわらない。

未練(みれん)  未だ練達していない。

上記、熟語の意味については、わかりにくいと思われるもののみ付しました。