トップガン 内なる力を奮い起こさせてくれる映画
このカテゴリーは、ネタバレ無し!
あらすじも記しません。
映画は、予備知識なんてないほうが楽しめます。
トップガン マーベリック
トップガンのマーベリックが、2020年に帰ってきます!
「マーベリック」とは、トム・クルーズが演じるアメリカ海軍所属のエリートパイロット、「ピート・ミッチェル」のコールサインです。
コールサインとは、仲間内での愛称のようなものです。
トップガン2のタイトルは、「トップガン:マーベリック」。
アメリカ公開が、およそ一年先に延期となったようですが、公開してくれるのなら、文句ありません!
楽しみです!
戦争映画ではない エンターテインメント作品
断っておきますが、「トップガン」は、生生しい戦争映画ではまったくありません。
悲しいシーンはありますが、基本的に、エンタメ作品です。
音楽がまた最高にカッコよくて、映像と音楽がこれほどまでにマッチしたカッコいい映画は他にありません。
「マーベリック」が操るのは、最強で、最高にカッコいいといわれた戦闘機F-14トムキャット、そして、Ninja(ニンジャ)こと、Kawasaki GPZ900R!
わくわくします。
わくわくするのは、この時代の輝きが、「トップガン」には、間違いなくあるからです。
くりかえし記しておきますが、戦争について考えるとか、そういった類(たぐい)の作品ではありません。
この映画は、すばらしいエンターテインメント作品です。
戦争はしない、させない、それが、今を生きる僕たちの務めです、なんてことをここに記す映画ではないのです。
世界がつくりあげられている
「トップガン」」は、上映時間が110分と、やや短いこともあって、心の中の葛藤をじっくりと描くといったようなところはなく、話の展開は速すぎるくらい速いです。
演出の甘さも、ところどころあります。
しかし、そんなもの、簡単に吹き飛ばしてしまうほどの圧倒的なパワーが、この映画は持っています。
とにかく、カッコいい世界が見事につくりあげられている作品です。
「トップガン」公開時、そのあまりのカッコよさに、海軍志願者が激増したというのは有名な話です。
それで、海軍は、トップガン2の公開も熱望していたんですね。
人は、みな、幼さと危うさを持っているものです。脳みそは磨かないといけませんね、なんてことも、ここでは記す気にはなれないので、どうぞ勘弁してください。
コールサイン
劇中、パイロットたちは、みな、コールサインで呼び合っているわけですが、ちょっと例をあげてみましょうか。
グース
アイスマン
スライダー
ウルフマン
クーガー
ヴァイパー
ジェスター
え?
かっこいい響きは、ただ単に英語だから?
コールサインだから?
いえいえ、とんでもない。
そこには、生身の人間がいるんです。
コールサインで呼ばれても、その人間の振る舞いがカッコ悪かったら、カッコ良さなんて成り立ちはしないでしょう。
ビーチバレーのシーンの中での、「スライダー」のポーズなんて、キマリすぎていますよ。
デンジャーゾーン
映画において、音楽は大きな意味を持ちます。
いい映画のサントラ盤が売れるのは道理です。
ちらと前述しましたが、「トップガン」のカッコよさが成り立っているのは、音楽のカッコよさが成り立っているということでもあります。
オープニング
空母から飛び立とうとするF14-トムキャット
ケニー・ロギンスの「デンジャーゾーン」が徐徐に重なっていきます。
そうして、F14は轟音をあげ、大音量の「デンジャーゾーン」とともに空へと飛び立っていきます。
オープニングシーンから、カッコよさ、全開です。
ちなみに、映画公開当時、「トップガン」のサントラ盤、僕も買いました。
何せ、名曲揃いですから。
Take My Breath Away (愛は吐息のように)
ケリー・マクギリスが演じる女性教官は、「チャーリー」。
この「チャーリー」も、愛称です。
自信と気品に満ちあふれている女性です。
カッコよさを体現しています。
そんな「チャーリー」が、 ポルシェ356スピードスターを爆走させて、バイクの「マーベリック」を追いかけるシーンがあります。
そこで、彼女が口にする台詞に注目してください。
しびれます!
そうして、ベルリンの「Take My Breath Away(愛は吐息のように)」の曲が流れだします。
大感動!
「トップガン」のサントラ盤のLPが、今も発売されているようです。
驚きながらも、うれしく感じます。
音楽は、時代を映す最たるものですね。
昔の曲を聞くと、僕はもの悲しくなることが多いのですが、唯一の例外が、この「トップガン」の中の曲たちです。
「トップガン」という映画は、その音楽も含めて、内なる力を奮い起こさせてくれる映画なんです。
「トップガン マーベリック」の公開、楽しみですね。
ちなみに、この記事のアイキャッチ画像は、F-14ではなく、F-15です。