助動詞、助詞の用法 意味を決定づける品詞

助動詞、助詞が重要なのは古典と同じ

ただでさえ国語辞典の使用が少ない人であれば、助動詞、助詞を調べるなどということは皆無といってもいいでしょう。

古文を学習したことがあれば、助動詞、助詞の重要性は誰でも知っているはずです。

しかし、現代語において、助動詞と助詞は、他の品詞のおまけどころか、その存在すら捉えられていない節(ふし)がある。 

助動詞と助詞が一文の意味を決定づける

助動詞と助詞は、自立語に付属して文節をつくり、延(ひ)いては一文を完成させるものです。

つまり、助動詞と助詞は、文節、一文の意味を決定づけるものなんです。

自立語に付属し、そこに新たな意味を吹き込む。

新たな意味とは、書き手の考えです。

すなわち、個性、文章のオリジナリティ、その大きな役割を担っているのは助動詞と助詞なんです。

助動詞、助詞の意味

助動詞の意味をざっとあげてみても、使役、尊敬、受身、自発、可能、打ち消し、推量、意志、断定、過去、完了、願望、伝聞、推定、比喩、例示、打ち消し推量、打ち消し意志、等々、他にもまだまだあります。

助詞も、連体修飾、主語、同格、体言の代用、連用修飾、動作対象、時間、場所、起点、原因・理由、手段・方法、結果、強調、順接、逆接、並立、並行、疑問、反語、限定、程度、等々、他にもまだまだあります。

ざっとあげただけでも、細かな意味どころか、大きな意味、重要な意味を担っているのが見てとれますよね。

助動詞、助詞の表している意味は重要なんです。

基本の型に、品詞の存在

文章中で、自立語は、付属語である助動詞、助詞と結びついて、主語、述語、修飾語、接続語といった文の成分となるんです。

彼女が、女王だ。

主語は、「彼女」ではありません。

主語は、「彼女が」です。

「が」が、「彼女」という名詞と結びついて、主語をつくっているんです。

「彼女」という名詞と、「が」という助詞が、主語をつくる働きを持っているから、「彼女が」で、主語になるんです。

述語は、「女王」ではありません。

述語は、「女王だ」です。

「だ」が、「女王」という名詞と結びついて、述語をつくっているんです。

「女王」という名詞と、「だ」という断定の助動詞が、述語をつくる働きを持っているから、「女王だ」で、「彼女が」という主語に対しての述語の意味となっているんです。

上記の例文は、「何が、何だ型」ですね。

「何が、どうする型」、「何が、どんなだ型」、「何が、何だ型」をもう一度、ここで、品詞と一緒に認識してください。

この基本の型の中に、品詞の存在があることに気づいてください。

品詞がわかるようになれば、文章読解において、それまで見えていなかったものが、見えてくるようになります。

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