ホワイトハウスダウン 楽しめる映画 キャスティングも演出も良い
このカテゴリーは、ネタバレ無し!
あらすじも記しません。
映画は、予備知識なんてないほうが楽しめます。
楽しめる映画
おもしろい!
「ホワイトハウスダウン」は、あれこれ考えずに、とにかく、ただただ楽しめる良作です。
涙したり、考えたり、ハラハラドキドキしたり、といった映画ばかりだと、疲れてしまいますからね。
ただただ楽しめる、という映画もいいですよね。
そういう映画が、ポップコーンとビールに一番よく合うものです。
ホワイトハウスを陥落させる映画は他にもあれど
ホワイトハウスを陥落させる話の映画は他にもあります(シリーズ物になっています)が、しかし、「ホワイトハウスダウン」のほうが断然、良いつくりです。
他のものは、二度、見ようとは思いません。
でも、この「ホワイトハウスダウン」は、何度も見られます。
何度も、楽しめます。
何も考えずに、といっても、杜撰(ずさん)なつくりでは、ただただ楽しむなんてことは、できません。
その点、「ホワイトハウスダウン」は、つくりが丁寧です。
細かな演出もいきとどいています。
(スピード超過の写真撮影なんてのもありますよ。【見てもらえたら、わかります。】)
おもしろいです!
映画は、演出に、センスがでるものです。
この映画、センスいいんです。
ややもすると、安っぽくなってしまいそうなお話を、しっかりと仕上げています。
そんなふうに仕上げたのは、ローランド・エメリッヒで、「インデペンデンスデイ」や「GODZILLA」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「2012」等等の監督です。
「ホワイトハウスダウン」は、彼の作品の中で、一番のおすすめです。
主演は、チャニング・テイタム
主演は、チャニング・テイタムです。
「フォックス・キャッチャー」でも、存在感のある、いい演技をしていましたが、この「ホワイトハウスダウン」は、また違うタイプの役どころで、別人の演技です。
いい俳優なんですね。
アクション映画で、リーアム・ニーソンやスティーブン・セガールが演じる役は、無敵の強さで、まあ、それも悪くはないんですが、「ホワイトハウスダウン」でチャニング・テイタムが演じるところの、ジョン・ケイルにはそれほどの際立った強さというものはなく、そこが映画全体の自然な仕上がり具合ともなっています。
チャニング・テイタムのジョン・ケイルは、じつに自然です。
変にかっこつけるような役どころではありません。
チャニング・テイタムの表情もいいです。
ジェイミー・フォックスの、ソーヤー大統領
この「ホワイトハウスダウン」の成功は、何といっても、大統領役のジェイミー・フォックスです。
キャスティング、良いです!
緊迫したシーンの中、ジェイミー・フォックスの、ソーヤー大統領は笑わせてくれるんですよ。
もちろん、ふざけて笑いをとろうとするんじゃありません。
ジェイミー・フォックスは、あくまで、アメリカ大統領をシリアスに演じています。
キャラ、立ってます!
だいたい、ふざけたアメリカ大統領じゃ、アクションコメディの映画になってしまいますからね。
「ホワイトハウスダウン」は、シリアスなアクション映画です。
そんなシリアスなアクションの中で、笑わせるんです、ソーヤー大統領は。
「ホワイトハウスダウン」は、本当に、ただただ楽しめる映画なんです。
ただし、ただのアクション映画じゃあ、ないんです。
おもしろいんです。
笑えます。
その重要な役どころがソーヤー大統領となっています。
ジェイミー・フォックスのうまさ
ジェイミー・フォックスについて、もう少し触れます。
なにしろ、彼は、どんな役をやらせても、本当に、うまい!
トム・クルーズ主演の「コラテラル」で、タクシー運転手のマックス役を見て、この俳優は凄い! と思ったのを、今でも覚えています。
ジェイミー・フォックスは、その「コラテラル」のマックス役と、同年の映画「レイ」のレイ役で、アカデミー賞助演男優賞と主演男優賞にダブルノミネートされます。
そうして、見事に、レイ役で、主演男優賞を受賞します。
デンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞を受賞したときも感動しましたが、ジェイミー・フォックスが受賞したときも感動しました。
「ドリーム・ガールズ」、「ジャンゴ」、「アメイジングスパイダーマン」等等、ジェイミー・フォックスは、それぞれで、まったく違う顔を見せてくれています。
幅広い、その演技力は、本当にすごいと感じます。
マギー・ギレンホール
それから、この「ホワイトハウスダウン」、マギー・ギレンホールが、特別警護官のキャロル役で出ています。
僕が、マギー・ギレンホールを見るのは、「ダークナイト」以来でした。
「ダークナイト」で、マギー・ギレンホールは、ケィティ・ホームズからレィチェル・ドーズの役を引き継いで、彼女とあれこれ比べられたうえに、脚本上、すぐに出番もなくなってしまって、気の毒だったんですが、この「ホワイトハウスダウン」では、魅力的な役どころを演じています。
「ダークナイト」は、バットマンの映画です。
レイチェル・ドーズは、バットマンこと、ブルースが思いを寄せる幼馴染みで、ヒロインです。
え?
ケイティ・ホームズ?
ケイティ・ホームズは、トム・クルーズの元奥さんです。
え?
マギー・ギレンホール?
マギー・ギレンホールは、ジェイク・ギレンホールのお姉さんです。
ジェイク・ギレンホールは、「ミッション:8ミニッツ」とか、「ナイトクローラー」とか、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」とかに出ていますよ。
ちなみに、ジェイク・ギレンホールのおすすめ映画は、「ミッション:8ミニッツ」です。お話、かなり面白いですよ。