難読漢字 一覧 読みと意味 小説を読むにも、語彙力アップにも役立つ
漢字・熟語 「読み」と「意味」
小説、新聞などを読む際、読めたほうがいい漢字、意味がわかっていたほうがいい熟語を一覧にしています。
語彙力アップにも、どうぞご活用ください。
「あいうえお順」になっています。
「意味」については、わかりにくいと思われるもののみ付しています。
語彙力アップ こちらもどうぞ → 知っておきたい言葉 重要語 あいうえお順
大学受験向き → 試験にでる漢字の読みと意味
ア行
生憎 → あいにく 「期待や目的にはずれて、都合がわるい」
愛別離苦 → あいべつりく 「愛する者との生別、死別の苦しみ」
曖昧 → あいまい
曖昧模糊 → あいまいもこ 「物事がぼんやりしていて、はっきりしない」
※「曖昧」と「模糊」は、同意の二字熟語です。「曖昧模糊」は、同意の語を連ね強調した四字熟語です。
敢えて→あえて「しいて。【打ち消しの語と共に】少しも。一向に。全然。わざわざ。特に」
諦める → あきらめる ※「絞める(しめる)」は、「いとへん」
灰汁 → あく
胡坐 → あぐら
明けの明星 → あけのみょうじょう 「明け方、東の空に見える金星」
木通・通草 → アケビ
嘲る → あざける 「ばかにして笑う、悪口を言う。嘲笑(ちょうしょう)。興(きょう)に乗じて勝手な口をきく。風月などに興じて吟(ぎん)ずる」
嘲笑う → あざわらう 「人をあざけって笑う。せせら笑う。大笑いする」
海豹 → アザラシ
紫陽花 → アジサイ
小豆 → あずき
葦毛 → あしげ 「馬の毛色で、白い毛に黒色や濃褐色などの差し毛のあるもの」
四阿 → あずまや
悪口雑言 → あっこうぞうごん 「さまざまに悪口を言う」
艶やか → あでやか 「なまめかしい。濃厚な美しさ」
→ つややか 「つやがあって美しい。うるおいがあってつやつやしている」
※「艶やか」は、文意によって、「読み」も「意味」も変わります。
家鴨 → アヒル
虻 → アブ
霰 → あられ
哀れ → あわれ 「しみじみと感じること」
塩梅・按排・按配 → あんばい 「物事のほどあい。かげん。身体などの具合」
許嫁 → いいなずけ 「双方の親の合意で幼少時から婚約を結んだ当人同士。婚約者」
烏賊 → イカ
椅子 → いす
幼気 → いたいけ 「小さくて愛すべきさま。美しくかわいらしいさま。子供などのいじらしくいたいたしいさま。あわれむべきさま」
悪戯 → いたずら
一見客 → いちげんきゃく 「初対面の客。初会の客」
※「一見客」を略したものが「一見(いちげん)」
一言居士 → いちげんこじ 「何事にも自分の意見を一言しなければ気がすまない人」
無花果 → イチジク
一日三秋 → いちじつさんしゅう 「非常に思い慕うこと。待ち遠しいこと。一日千秋。」
※「一日千秋」は、「いちじつせんしゅう」とも「いちにちせんしゅう」とも読めますが、「一日三秋」は「いちじつさんしゅう」としか読みません。
銀杏 → イチョウ
一家言 → いっかげん 「その人、独特の主張、論説。見識のある意見」
一朝一夕 → いっちょういっせき 「わずかな時日(じじつ)」
苛立つ → いらだつ 「気がいらいらする。じれったくなる」
海豚 → イルカ
鰯 → イワシ
所謂 → いわゆる 「世間で言われている。俗に言う」
謂れ → いわれ 「来歴。理由」
慇懃無礼 → いんぎんぶれい 「うわべはていねいなようで、実は尊大である」
鵜 → ウ
鵜飼 → うかい
穿つ → うがつ 「あなをあける。せんさくする」
鶯 → ウグイス
蠢く → うごめく 「全体がわずかに絶えず動く。おごめく」
疼く → うずく 「ずきずき痛む」
頷く → うなずく
団扇 → うちわ
自惚れ → うぬぼれ
煩い・五月蠅い → うるさい
胡乱 → うろん 「うさんくさい。疑わしい。乱雑。いいかげんである」
釉・上薬 → うわぐすり 「つやぐすり」
※「釉薬」と書けば、読みは「ゆうやく」で、「うわぐすり」の意です。
云々(云云) → うんぬん 「しかじか。一言では言いきれないさまざまなこと」
似非 → えせ 「にせもの。まやかし」
干支 → えと
榎 → エノキ
海老・蝦 → エビ
女将 → おかみ
屋下に屋を架す → おくかにおくをかす 「無用のことを重ねてするたとえ」
屋上屋を架す → おくじょうおくをかす
※「屋下に屋を架す」と「屋上屋を架す」は同じ意です。
御座なり → おざなり 「当座をつくろう。その場だけの間に合わせ」
悪心 → おしん 「むかつき」
雄・牡 → おす
音沙汰 → おとさた 「たより。消息」
自ずと → おのずと 「ひとりでに。自然に。おのずから」
御箱・十八番 → おはこ 「最も得意とするもの。その人の癖(くせ)」
御神酒 → おみき 「神前に供(そな)える酒。ただの酒のこともいう」
女郎花 → オミナエシ
徐に → おもむろに 「しずかに。ゆるやかに。落ち着いて事を始めるさま」
カ行
蚊 → カ
邂逅 → かいこう 「思いがけなく出会う。めぐりあう」
解する → かいする 「理解する。解釈する」
※「解せる」は、「げせる」で、「理解することができる」意です。
開闢 → かいびゃく 「世界のはじめ。物事のはじまり」
傀儡 → かいらい・くぐつ 「あやつり人形。人の手先になってその意のままに動く者」
踵 → かかと
鰍・杜父魚 → カジカ
臥す → がす 「ふす。ねる」
嫁する → かする 「よめに行く、よめにやる、転嫁する」
寡占 → かせん 「少数の供給者が市場を支配し、競争している状態」
頑 → かたくな 「すなおでなく、ねじけている。片意地なさま。愚鈍。教養がなく、情趣(じょうしゅ)を解(かい)さないさま」
偏る → かたよる
鰹・松魚・堅魚 → カツオ
鴨 → カモ
金糸雀 → カナリア
痒み → かゆみ
烏・鴉 → カラス
躱す → かわす 「身をひるがえして避ける」
頑強 → がんきょう 「頑固で屈せず強い」
灌木 → かんぼく 「低木」←→喬木(きょうぼく)
頑迷 → がんめい 「かたくなで正しい判断ができない」
元本 → がんぽん・げんぽん
閑話休題 → かんわきゅうだい 「無駄話はさておいて。それはさておき。さて」
生真面目 → きまじめ 「非常にまじめ。まじめすぎて融通(ゆうづう)がきかないこと」
踵を返す → きびすをかえす 「引き返す。あともどりをする」
詭弁 → きべん 「道理に合わない弁論」
興ずる → きょうずる 「おもしろがる。興に入る」
喬木 → きょうぼく 「高い木。高木」
草いきれ → くさいきれ 「夏の日に照らされた草の茂みから起こる、むっとする熱気」
口さがない → くちさがない 「口うるさく、言いふらす傾向がある」
覆す → くつがえす 「ひっくりかえす」
掘削・掘鑿 → くっさく 「地面や岩盤をほりうがつ」
玄人跣 → くろうとはだし 「玄人が驚くほど、素人が技芸に優れていること」
鍬 → くわ
企てる → くわだてる 「思いたつ。もくろむ。計画する」
迎合 → げいごう 「他人の意向を迎え、これに合うようにする。他人の機嫌をとる」
境内 → けいだい
痙攣 → けいれん
気色ばむ → けしきばむ 「怒ったさまがあらわれる」
解せる → げせる 「理解することができる」
健気→けなげ「子供などがけんめいに努めるさま。勇ましい。しっかりして強い。すこやか」
元凶 → げんきょう 「悪者のかしら。悪事をたくらんだ張本人」
厚顔 → こうがん 「あつかましいこと。鉄面皮(てつめんぴ)」
叩首 → こうしゅ 「首を地につけて礼拝する」
更迭 → こうてつ 「役目や職などについている人がかわる。かえる」
叩頭 → こうとう 「頭を地につけて拝礼する」
※「叩首」と「叩頭」は同じ意です。
高邁 → こうまい 「けだかく、すぐれている」
傲慢 → ごうまん 「おごり高ぶって人をあなどる。見くだし礼を欠く」
極彩色 → ごくさいしき 「きわめて濃厚な色彩。派手でけばけばしい色どり」
虎穴 → こけつ 「きわめて危険な場所」
殊更 → ことさら 「わざわざ。とりわけ」
殊に → ことに
鮗・鰶 → コノシロ
腓 → こむら 「ふくらはぎ」
言語道断→ごんごどうだん 「口では言い表せないこと。とんでもないこと。もってのほか」
建立 → こんりゅう 「寺院、堂塔などを建設する」
サ行
細大漏らさず→さいだいもらさず「細かいことも大きいこともすべてもらすことなく。全部」
遡る・溯る・泝る → さかのぼる 「過去、または根本にたちかえる。川の流れに逆らって上る。上流に向かっていく」
石榴・柘榴・若榴 → ザクロ
早急 → さっきゅう・そうきゅう 「極めて急ぐこと。至急」
鯖 → サバ
五月雨 → さみだれ 「陰暦5月頃の長雨。梅雨。途切れがちに繰り返すこと(五月雨式)」陰暦=太陰暦=1太陰月に基づき、1ヶ月を29日あるいは30日とし、1ヵ年を12ヶ月とした。(古代暦法では、太陰月は29.5太陽日)「五月雨は、夏の季語」
細魚・針魚・鱵 → サヨリ
戯言 → ざれごと 「ふざけて言うことば」
鰆 → サワラ
暫時 → ざんじ → 暫(しば)しの「時」 ※ 漸次(ぜんじ)は、「次」第「次」第に
恣意 → しい 「自分勝手な考え」
時雨 → しぐれ 「秋の末から冬の初めの、降ったりやんだりする雨」「冬の季語」
時日 → じじつ 「ひにちと時間。期日」
柳葉魚 → シシャモ
強か → したたか 「てごわい。はなはだしい」
自嘲 → じちょう 「自分で自分を軽蔑して嘲笑う」
暫く → しばらく
痺れ → しびれ
締める → しめる ※ 諦める(あきらめる)は、ごんべん
霜 → しも
殊勝 → しゅしょう 「けなげなさま。感心なこと。ことにすぐれている」
情趣 → じょうしゅ 「しみじみとした味わい。おもむき。情致(じょうち)」
情緒 → じょうしょ・じょうちょ 「感情。情思。気分。雰囲気」
饒舌 → じょうぜつ 「口数が多い。おしゃべり。多弁」
消息筋 → しょうそくすじ 「事情をよく知っている方面。その方面の人」
情味 → じょうみ 「あじわい。おもむき。思いやり。あたたかみ」
食指 → しょくし 「ひとさしゆび」
※「食指が動く」は、「食欲がおこる。物事を求める心がおこること」です。
素人 → しろうと
瑞兆 → ずいちょう 「めでたい前兆」
出納 → すいとう 「出すことと入れること。金銭、物品の収入と支出」
鋤・犂 → すき
凄まじい → すさまじい 「気乗りしない。殺風景である。あきれるほどひどい」
雀 → スズメ
即ち・則ち → すなわち
脛 → すね
急く → せく
世相 → せそう 「世の中のありさま」
世知・世智 → せち 「世渡りのちえ」
世知辛い → せちがらい 「暮らしにくい。打算的である」
蝉 → セミ
世論 → せろん・よろん
忙しい → せわしい
忙しない → せわしない
※「ない」は、「はなはだしい」の意です。「忙しない」は、「忙しい」を強調した語です。
詮索 → せんさく 「細かいところまで、調べ求める」
漸次 → ぜんじ
※漸次(ぜんじ)は、「次」第「次」第に 暫時(ざんじ)は、暫(しば)しの「時」
荘厳 → そうごん 「たっとくおごそか。重重しく立派なこと」
遡及・溯及 → そきゅう 「過去にさかのぼること」
タ行
大言 → たいげん 「大きなことを言う。高慢な言葉。豪語」
大言壮語 → たいげんそうご 「自分の力以上の大きなことを言うこと」
巧み → たくみ
山車 → だし
出し汁 → だしじる ※略したものが「出し」
敲き土・叩き土 → たたきつち
※「敲き土・叩き土」を略して、「たたき」 小説などでは「三和土」→「たたき」も。
漂う → ただよう
踏鞴を踏む → たたらをふむ 「勢い込んで打ったり、突いたりした的がはずれ、力があまって、から足を踏むこと」
鱈・大口魚 → タラ
嘆息・歎息 → たんそく 「なげいてためいきをつく」
追憶 → ついおく 「過ぎ去ったことを思い出す」
追記 → ついき 「本文のあとに書き加える」
追慕 → ついぼ 「二度と会えない人を恋しく思う」
柘植・黄楊 → ツゲ
拙い → つたない 「巧みでない。能力、品格が劣っている。つまらない。運が悪い」
躑躅 → ツツジ
椿・海石榴・山茶 → ツバキ
燕 → ツバメ
爪に火を点す → つめにひをともす 「過度に倹約する」
艶やか → つややか 「つやがあって美しい。うるおいがあってつやつやしている」
→ あでやか 「なまめかしい。濃厚な美しさ」
※「艶やか」は、文意によって、「読み」も「意味」も変わります。
諦観 → ていかん 「あきらめる。入念に見る。たいかん」
諦念 → ていねん 「道理をさとる心。あきらめの気持ち」
木偶 → でく 「あやつり人形。物の役に立たない人。でくのぼう」
手練・手足れ → てだれ 「熟練して技芸などのすぐれている」
手練手管 → てれんてくだ 「いつわりごまかす。人をあやつる手段、技巧」
※手練と手管は同意。「手練手管」は同意の二語を重ね、意を強めた四字熟語。
等閑に付す → とうかんにふす 「いいかげんにして放っておく。なおざりにする」
等閑 → とうかん・なおざり
訥弁 → とつべん 「つかえがちな下手な話し方」
帳・帷 → とばり 「たれぎぬ。たれぬの」
蜻蛉 → トンボ
ナ行・ハ行
等閑 → なおざり・とうかん
馴染む → なじむ
撫でる → なでる
鯰に瓢箪 → なまずにひょうたん 「とらえどころ、つかみどころのないこと」
睨む → にらむ
睨め付ける → ねめつける 「にらみつける」
懇ろ → ねんごろ 「親切。丁寧。親しみ合う。男女が情を通じる」
軒先 → のきさき
退っ引きならぬ → のっぴきならぬ 「避けることも退くこともできない。進退きわまる」
佩刀 → はいとう 「刀を帯びること。その帯びた刀」
這う → はう
蠅 → ハエ
謀る → はかる 「だます。もくろむ。くわだてる」
破顔一笑 → はがんいっしょう 「顔をほころばせてにっこり笑う」
破棄する → はきする 「破り捨てる。取り消す」
甚だしい → はなはだしい 「普通の程度をこえている。はげしい」
蜂 → ハチ
流行り廃り → はやりすたり 「流行したりすたれたり。はやることとはやらないこと」
罵詈雑言 → ばりぞうごん 「口ぎたない、ののしりの言葉」
繁茂 → はんも 「草木の生い茂ること」
柊 → ヒイラギ
楸 → ヒサギ
肘 → ひじ
酷い → ひどい
檜・檜木 → ヒノキ
眉目秀麗 → びもくしゅうれい
牝馬 → ひんば 「メスの馬」
風光明媚 → ふうこうめいび 「山水の景色が美しく、心をひく」
河豚・鰒 → フグ
馥郁 → ふくいく 「よい香のただようさま」 ※「馥郁たる香(ふくいくたるかおり)」
風情 → ふぜい
鳳凰 → ホウオウ
頰 → ほお
鬼灯・酸漿 → ホオズキ
朴訥 → ぼくとつ ※ 質朴(しつぼく)で無口。無骨(ぶこつ)で飾り気がない
反故にする → ほごにする 「破棄(はき)する」
臍を噬む → ほぞをかむ 「悔いること」
時鳥・不如帰・霍公鳥・子規・沓手鳥・杜鵑・蜀魂 → ホトトギス
牡馬 → ぼば 「オスのうま」
褒める・誉める → ほめる
法螺吹き → ほらふき 「大言をする人。でたらめを言う人」
マ行・ヤ行・ラ行
鮪 → マグロ
先ず → まず 「何はともあれ。ともかく。最初に。まっさきに。だいたい。多分」
稀・希 → まれ 「多くない。しげくない。めったにない。めずらしい」
澪 → みお 「船の通行に適する底深い水路。船の通った跡」
耳朶 → みみたぶ
見悶える → みもだえる 「苦しさなどに身を揺り動かす。身をもんでいらだつ」
雌・牝 → めす
愛でる → めでる 「かわいがる。いとおしむ。愛する。ほめる。感嘆する。賞美する」
目論見 → もくろみ 「目論(もくろ)むこと。計画。設計」
悶える → もだえる 「気絶しそうになるほど苦しむ。心の中で深く悩み苦しむ」
専ら → もっぱら 「そのことばかり。それを主として。まったく」
靄 → もや
悶絶 → もんぜつ 「もだえ苦しんで気絶する」
辞める → やめる
夕月夜 → ゆうづくよ 「夕方の月。夕月のある日暮れ方。夕方月の出る頃の夜。『暗し』『入る』『おぼつかなし』にかかる枕詞」
所以 → ゆえん 「理由。わけ。いわれ」
宵の明星 → よいのみょうじょう 「日没後、西の空に輝く金星」
容貌 → ようぼう 「顔かたち。みめかたち」
漸く → ようやく 「しだいに。だんだんと。おもむろに。ゆっくりとやっとのことで」
流麗 → りゅうれい 「詩文の語句や書き方、音楽の調子などが、なだらかでうるわしい」
吝嗇 → りんしょく 「過度にものおしみすること。けち」
流布 → るふ 「世に広まる」
恋慕 → れんぼ 「こいしたうこと」
老獪 → ろうかい 「世知にたけて悪賢い」
老成 → ろうせい 「経験を積んで巧みになる。年のわりにおとなびる」
上記、「意味」については、わかりにくいと思われるもののみ付しました。
語彙力アップ こちらもどうぞ → 知っておきたい言葉 重要語 あいうえお順
大学受験向き → 試験にでる漢字の読みと意味