知っておきたい言葉 重要語 あいうえお順

言葉をつないでいけるのが語彙力

読書する上でも、現代文を学習する上でも、少なくとも知っておいたほうがいい基本の言葉です。 

今回の記事を、語彙力アップの契機にどうぞ。  

「言葉」を自分のものとするには、実際にその「言葉」を使って文章を書くことです。「言葉」の意味を深く理解していなければ、意味の連続性のある文章は書けませんから。

言葉をつないでいけるのが、語彙力です。

※カタカナ語も含めました。

ア行

アイロニー(イロニー) → 皮肉・あてこすり・反語・風刺 

アヴァン ギャルド → 前衛派

アプローチ → (問題の)捉え方・主題への手がかり

アレゴリー → 寓意・諷喩

アンチテーゼ → ある主張や主義にそれを否定する命題。反立・反定立。ヘーゲル哲学における弁証法の「反」。

一元論 → 一つの原理ですべてを説明をしようとする考え。すべてを一元的に説明しようとするもの。 ←→ 多元論・二元論

インスパイア → 奮い立たせる。霊感を与える。

演繹法(えんえきほう) → 一般から特殊を説明する論理的手法。 演繹法←→ 帰納法

厭世観(えんせいかん) → 世界、人生には、意義、価値がないという考え方。

エスプリ → 精神・機知

エートス → (恒常的な)性格。エートス ←→ パトス

エピゴーネン → 亜流・模倣者

カ行

諧謔(かいぎゃく) → しゃれ・おどけ・ユーモア

懐疑論 → 客観的真理の認識可能性を疑い、断定的判断を控える態度。

概念 → 事物の本質。普遍的な意識内容。多くのものの中から抽出、総括し、一般性を持ったもの。

カタルシス → 浄化。浄化作用。(芸術創作の動機ともなる。)

観照 → 本質を、客観的に見極めること。

帰納法 → 個々の具体的な事実から一般的な法則を導き出す方法。 帰納法←→演繹法

逆説 → 矛盾しているようで、じつは真理であること。パラドックス。※「逆説」の表記は「接」ではありません。「説」ですから注意しましょう。

虚無主義 → 実在、真理、既成の権威、道徳、制度などを否定、それらには価値がないとする態度。

具象 → 固有の形をそなえること。形を有して現れること。具象・具体 ←→ 抽象

具体的 → 実際に即しているさま。存在が感知できるさま。具体的・具象的 ←→ 抽象的

形而下 → 時空間の中に、形をそなえて現れるもの。有形のもの ←→ 形而上

形而上 → 時空間のうちに、感覚的現象として存在することなく、超自然的で、理性的思惟によってのみとらえられるもの。無形のもの ←→ 形而下

芸術至上主義 → 芸術が絶対的価値あるものと主張する立場。

衒学的(げんがくてき) → 学問のあることをひけらかすさま。ペダンチック。

拘泥(こうでい) → こだわること。

功利的 → 自分の利益のみを求める態度。

合理 → 道理にかなっていること。物事の理屈に合っていること。

コスモポリタン → 世界主義者。国境か国籍にとらわれない国際人。

サ行

自我 → 対象に対して区別する自己。我。 ←→ 非我

時間芸術 → 時間を表現形式の根本要素として成立する芸術。音楽や映画など。

自然主義 → 現実をありのままに写しとることを本旨とする。

事大主義 → 定まった主義を持たずに、強大なものに追随して自分を守ろうとする立場。

シニカル → 皮肉な。冷笑的な。

主観 → 自分ひとりの考え方。外界に対して知覚する主体。主観 ←→ 客観

主体 → 意思・行動を他におよぼすもとになるもの。主体 ←→ 客体

止揚(しよう) → 矛盾した概念を、それよりも高い段階で調和・統一すること。アウフヘーベン。

象徴 → あるものごとや思想などを具体的な一つのもので表すこと、表したもの。

象徴主義 → 十九世紀後半、特に詩に隆盛した文芸思潮。

人文 → 人間がつくりあげた文化。

人文科学 → 人類文化についての学問の総称。文化科学 ←→ 自然科学

人文主義 → ルネサンス期のイタリアに起こり、ヨーロッパに広まった精神運動。人間性の解放、向上を目指し、教会中心の考え方に抵抗した。ヒューマニズム。

世界観 → 世界や人生の意義や価値に対する考え方。

寂寞(せきばく・じゃくまく) → ものさびしいさま。

絶対 → なにものにも比較できないこと。何の条件もつかないこと。何の制約も受けないこと。すべてを超越すること。宇宙の終極の原理。絶対 ←→ 相対

折衷(せっちゅう) → 取捨し良いところをとること。

先験的 → 経験に頼らない。後天的なものによらない。ア・プリオリ。

疎外 → 「ヘーゲル」によれば、自己を否定し、自己にとってよそよそしい他者になること。「マルクス」は「ヘーゲル」のこの考えを継承し、人間が自己の作り出したものによって支配される状況、人間が生活のための仕事に充足を見出せず、人間関係が利害打算の関係と化し、人間性を喪失しつつある状況をいった。

相対 → 他のものと対立し、相互に関係してはじめて存在すること。相対 ←→ 絶対

タ行

ダイナミック → 力学的。活動的。 動的 ←→ 静的

端的 → 明白なこと。まのあたり(目の前で・直接に)。てっとり早い。

抽象 → 個々の事物や観念に共通する性質を抜き出して一般的な概念とすること。

ディレッタント → 学問・芸術を慰みや趣味でおこなう人。好事家(こうずか)。

ディレンマ → 板ばさみの苦境。ジレンマ。

デフォルメ → 絵画・彫刻などの造形芸術、文学などで、題材や素材を、意識的・無意識的に変形すること。

淘汰(とうた) → よいものを取り、悪いものを捨てること。生存競争において、不適当者が滅びる。

特殊 → 個別なこと。普遍に対し、それだけにあてはまるもの。

トポス → 場所。

ナ行

二元論 → ある対象の考察にあたり、二つの根本原理をもって説明する考え方。

ニュアンス → 色合い。陰影。濃淡。微妙な違い。

ハ行

パトス → 情感。激情。一瞬のうちに何かを生みだす契機となるのが、パトス ←→ エートス

パラドックス → 逆 

範疇(はんちゅう) → 類概念。部類。部門。カテゴリー。

ファンタジー → 想像力。空想力。空想。

風雅(ふうが) → みやびやかなこと。風流。風騒(詩文をもてあそぶ風流なわざ、遊び)。芭蕉一派の俳人は、「風雅」を、「俳諧」の意に用いました。

不可知論 → 感覚的経験の背後にある実在は論証的には認識できないという考え。

普遍(ふへん) → ひろくゆきわたること。すべてに通じていること。いつでも、どこでも、だれでもの意。

ブルジョア → 資本家。有産階級。ブルジョア ←→ プロレタリアート

プロレタリアート(プロレタリア) → 賃金労働者。無産階級。

マ行

マキャベリズム → 目的のためには手段を選ばない権力的な統治様式。権謀術数主義(けんぼうじゅっすうしゅぎ)。

マンネリズム → 新鮮さを失い惰性的になる傾向。

ヤ行

唯心論 → 世界の本体・現象の本質は精神にあるとする考え。

唯物論 → 世界の本質は物質であって、精神は物質に規定されるという考え。 唯物論 ←→ 唯心論 

有機的 → 有機体のように、多くの部分が集まって一つのものをつくり、その核部分の間には緊密な統一があり、部分と全体とが必然的関係を有しているさま。

ユーモア → 滑稽(こっけい)。諧謔(かいぎゃく)。上品なしゃれ。自分自身を笑いの種にするおもしろみ。 

ラ行

リアリズム → 現実主義。写実主義 ←→ ロマンチシズム

理性 → 物事の理(ことわり)を考える能力や判断力。

倫理 → 人のふみおこなうべき道。道徳。

レトリック → 修辞学。たくみに表現する技術。

ロゴス → ことば。転じて、概念・意味・論理・説明・理由・理論・思想などの意。

ロマンチシズム → フランス革命後19世紀初めにヨーロッパに展開された文学・芸術上の思潮。ブルジョアの俗物性の支配する社会に反抗し、異郷や過去にユートピアを求め、個性・空想・形式の自由を強調。 

2021年4月25日「雑記帳」

Posted by 対崎正宏