擬人法の中型犬、「銀」太郎
擬人法(人でない犬を、人に見立てて表現)
拙著「ついざき式 本当の読解力を身につける50の方法」、「現代文〈小説〉の読み方」で、笑いをとろうとして書いている箇所がいくつかあります。
そこで登場させているのが、「銀太郎」で、そのモデルが、この「銀」です。
あまりに人間らしい犬なので、擬人法の説明のところでは、必ず、この「銀」を登場させていました。
(擬人法についてはこちら → 擬人法を例文で、意味と読み取り方を解説 比喩(直喩、隠喩)との区別
比喩についてはこちら → 直喩、隠喩、例文とともに 読解と記述をわかりやすく
象徴についてはこちら → 象徴の意味と例 隠喩との違い 高村光太郎「ぼろぼろな駝鳥(だちょう)」を読み解く )
「エリザベスカラー」をした「銀」
下の写真の「銀」が首に巻いているのは、エリザベスカラーです。
傷口(に付けた薬)を舐めないようにするためのものです。
(猫用もありますけど、こういうの、「エリザベスカラー」っていうんです。
エリザベス朝【ちょう】っぽいからなんですね。)
「エリザベス?
べつに、俺、エリザベスでも、ゴンザレスでも、全然、平気」
「銀」は、エリザベス・カラーをつけても、ちっとも、いやがらない(変な)犬でした。
「柴犬」はかわいい
もう何年も前の話です
「柴犬を飼い始めた」
実家の亡き父は、電話口で言っていました。
それが、「銀」です。
実家では、秋田犬、シェパード、ラブラドール・レトリーバーと、ずっと、大型犬ばかりを飼っていたんですが、父は自分の病気ことを考えて、小さな犬を、はじめて、求めたのでした。
「柴犬」はかわいいですからね。
「銀」は、実にマイペースな犬で、実に大飯食らいで、すくすくと成長していきました。
脚も、ひょろひょろと伸びていきました。
そうして、とうとう、痩せ狐のような、中型の柴犬になりました。
てか、柴犬じゃないし~。
「銀」は、著作「ついざき式 本当の読解力を身につける50の方法」と「現代文〈小説〉の読み方」で登場しています。
つまり、そこで、「擬人法」の説明をしているわけです。
拙著の中では、飼い主の女性と「銀太郎」とのふざけたやり取りという設定で書いていますが、「銀」はかわいい犬でした。
もちろん大好きでした。