徒然草 堀池の僧正とぞいひける 第四十五段 原文と現代語訳
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公世(きんよ)の二位(にゐ)の兄人(せうと)に、良覚僧正(りゃうがくそうじゃう)と聞えしは、極(きわ)めて腹(はら)あしき人なりけり。坊(ばう)の傍(かたはら)に、大きなる榎(え)の木のありければ、人、「榎木僧正」とぞ言ひける。 ...
徒然草 同じ心ならん人と 十二段 原文と現代語訳
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同じ心ならん人としめやかに物語して、をかしき事も、世のはかなき事も、うらなく言ひ慰(なぐさ)まんこそうれしかるべきに、さる人あるまじければ、つゆ違(たが)はざらんと対(むか)ひゐたらんは、ただひとりある心地やせん。
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徒然草 平宣時朝臣、老の後、昔語に 第二百十五段 原文と現代語訳
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平宣時朝臣(たいらののぶときあそん)、老(おい)の後(のち)、昔語(むかしがた)りに、最明寺の入道、或(ある)宵(よひ)の間(ま)に呼ばるる事ありしに、「やがて」と申しながら、直垂(ひたたれ)の無くて、とかくせしほどに、また使来( ...
源氏物語 御胸のみつとふたがりて 更衣の逝去 桐壺 現代語訳 その9
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更衣の逝去 桐壺その9です。
原文、現代語訳、そして語句の意味・用法、と記していきます。
原文御胸のみつと塞(ふた)がりて、つゆまどろまれず、明かしかねさせ給ふ。御使(おつかい)の行き交ふ程もなきに、なほいぶせ ...
源氏物語 生ひ立たむありかも知らぬ 垣間見 若紫 その4
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源氏物語 かいまみ 若紫 その4です。
原文、現代語訳、語句の意味・用法と記していきます。
原文 「生い立たむありかも知らぬ若草をおくらす露ぞ消えむそらなき」
また居(ゐ)たる大人、「げに」とうち泣きて ...
輦車(てぐるま)の宣旨など 源氏物語 桐壺 現代語訳 その8
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原文、現代語訳、語句の意味・用法と記していきます。
原文輦車(てぐるま)の宣旨(せんじ)など宣(のたま)はせても、また入らせ給(たま)ひて、さらにえゆるさせ給はず。
「限りあらむ道にも、後(おく)れ先立たじと契 ...
その年の夏、御息所 源氏物語 桐壺 現代語訳 その7
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源氏物語 桐壺 その7です。
原文、現代語訳、語句の意味・用法と記していきます。
原文その年の夏、御息所(みやすどころ)、はかなき心地(ここち)にわづらひて、罷(まか)でなんとし給(たま)ふを、暇(いとま)さら ...
徒然草 第十一段 神無月の頃 この木なからましかば 現代語訳
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吉田兼好の徒然草 第十一段 原文と現代語訳、語句の意味・用法を記しています。
原文神無月(かみなづき)の頃、来栖野(くるすの)といふ所を過ぎて、ある山里に尋(たづ)ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道をふみわけて、心細く住 ...
矢をうつ「打・射・撃」 漢字の「見方」
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知人から質問があったので、こちらにも記しておきます。
質問
「テレビで、アナウンサーが『矢を射つ』と言っていました。矢は『射る』でしょう? 『うつ』のは拳銃でしょう。矢は『射る ...
ねびゆかむさまゆかしき人かな 源氏物語 垣間見 その3
![Thumbnail of post image 079](https://tsuizakimasahiro.com/wp-content/uploads/4971291_s-1-e1645606939624-150x150.jpg)
紫式部の「源氏物語 垣間見」その3です。
原文、現代語訳、語句の意味・用法、と記していきます。
源氏物語 若紫との出会い 垣間見 その3 原文つらつきいとらうたげにて、眉(まゆ)のわたりうちけぶり、いはけなく ...